怖い話

【怪談】イチローと本当にあった怖い話 第二夜

本日『 イチローと本当にあった怖い話 第二夜』です!

それはイチローが初めて経験した霊体験でした。

小学校4年生の時、イチローは当時兵庫県の川西という場所に住んでいました。

その夏イチローは家族と山へ虫採りにきていました。

「はい~クワガタつかまえた~」

と捕まえたイチローが手をかざす。

母も昆虫が好きで、みんなではしゃぎ回っていた。

たくさんとれたので、イチローたちは帰ることにした。

その帰り道

来るときには気づかなかった道を発見した。

イチローと母親は好奇心でその道をいくことにしました。

道を抜けると一本の赤い橋があり、その向うに街灯が一つ立っていました。

「あの街灯やったらいっぱい虫が集まってるんちゃうん?」

と思ったイチローと母親は橋をわたり、街灯のあるほうへ向かいました。

案の定街灯にはたくさんの虫がいました。

『むしろ、多すぎるやろ!』

というぐらい街灯の下には虫がいたそうです。

二人ともテンションは急上昇。

夢中で虫を採りました。

そして帰ろうと、渡ってきた橋の方をみた。

するとなんと!

橋に無数の手が手すりにつかまっていたのです!

「わっ!」

その声に反応した母親も橋を見た。

瞬時にヤバイと察した母は、イチローを抱きかかえ橋をダッシュで駆け抜けた。

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家につくと、車のフロントガラスに無数の手の跡がありました

その夜イチローはラップ音(耳鳴りのような心霊現象)で眠れなかったそうです。

ラップ現象

ラップ現象(ラップげんしょう)とは、誰も関与しないまま、「誰もいない部屋や、何も存在しない(ように見える)空間からある種の音が発生し、鳴り響く」とされる現象で、超常現象、心霊現象といわれるものの一つである。本来の超常現象的あるいは心霊現象的なラップ音以外にも、原因不明の音声が鳴る現象を、広義でこう呼ぶ場合もある。

ラップ現象 – Wikipedia

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翌日、お寺の人を連れて赤い橋のところへ再び来ました。

するとあることに気づきました。

なんと橋の入り口には無数の立札がありそのどれもに

『この橋わたるべからず』

と書いてあったのです

お寺の人が言いました。

「あなたたち、今度この橋わたったら殺されるよ」

そこは自殺の名所にもなっている場所でした。

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イチローたちがわたる時は、確かになかった立札

もしかしたらイチローたちは

この橋で死んでいった死者たちに、誘(いざな)われていたのかもしれない。